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R3Dの応用分野


  データ駆動型データベースマネージャR3Dの応用は、広い分野で応用することができます。

  目次
 1.販売管理システムと購買管理システム
 2.在庫管理システム
 3.生産管理システム
 4.統計管理システム
 5.出勤管理システム
 





1.販売管理システムと購買管理システム
 ●商品マスターの商品コードの自動採番
商品種別ごとに自動的にコード付を行うことができます。 R3Dでできることの「5.自動コード付」を参照してください。

 ●各種データの自動チェック
 本来はプログラムで行うべき木目細かなデータチェックをR3Dの定義文にて記述することができます。 R3Dでできることの「8.データ内容のチェックを行う」を参照してください。

 ●各伝票の明細データの自動集計
明細データの個々のデータの集計をsum関数にて行い、データの更新があった場合でも、自動的に再集計を行います。 R3Dでできることの「⑤自動集計関数」を参照してください。

 ●明細データの行番号の自動採番
伝票ごとに、行番号を1番から自動的に採番していきますので、従来プログラムで最大の番号を検索しながら割り当てていた処理は不要となります。 R3Dでできることの「④行番号の自動採番」を参照してください。

 ●コードを与えるだけでの名称等の取得
例えば、商品コードから商品名や単価,ならびに在庫数を持って来る場合には、プログラムで、商品マスターに対して、商品コードをキーにして、select文を発行する必要がありました。しかしながら、これらの処理は、R3Dの導入定義文であるval関数を用いることによって自動的にデータがマスターから持って来られますので、プログラムでの処理は不要となります。 R3Dでできることの「①コード値による名称の自動取得」を参照してください。

 ●請求書データの自動作成
各顧客の締日を指定して、請求書データをinsertしますと、自動的にその顧客の締日間の売上データが集計され請求額となります。もちろん、あとで伝票内の売上額が変更されたならば、請求書の請求額も同期を取って自動的に更新されます。 R3Dでできることの「⑥請求書データの自動作成」を参照してください。





2.在庫管理システム
 ●販売と購入における在庫の自動更新
売上によって出荷した在庫は、自動的に在庫マスター内の在庫数から減じることができます。 また逆に仕入によって入荷した在庫は、自動的に在庫マスターの在庫数に加算することができます。 これも、R3Dの関係定義文であるrelation句や導出定義文であるval関数などを用いて記述することができます。

 ●在庫履歴情報の自動取得
 在庫マスター内のどの項目であってもその更新をきっかけにして履歴情報(ログデータ)を自動的に取得することができます。 これも、R3Dの関係定義文や導出定義文によって記述することができます。特に関係定義文での「history」句は有効です。 R3Dでできることの「6.自動ログ書出し」を参照してください。

 ●在庫数による仕入情報の自動作成
在庫数がある一定の数値以下となったことをきっかけにして、仕入データなどのデータを自動的に作成することができます。 これも、R3Dの関係定義文に「when not found and f.在庫数<10 then insert me」などのように在庫数を条件にして処理を定義します。





3.生産管理システム
 ●原価の自動集計
生産管理システムでは、各工程において実績データから所要費用の算出とその集計は、プログラムにとって手間のかかる処理となっています。 R3Dの定義文でそれらの集計が自動的に行われるように定義することができます。 さらに、あとで実績情報が変更されても常に集計値は同期がとられますので、個々のデータの合計と集計値の不一致がなくなります。 R3Dでできることの「⑤自動集計関数」を参照してください。

 ●さらに複雑な処理との組み合わせ
 R3Dの定義文で処理できないところについては、ストアードプロシージャを呼び出すことができますので、 例えば、部品展開の様な処理はストアードプロシージャで記述しておき、R3Dの導出定義文から呼び出すことによって高度な処理が可能となっています。 R3Dでできることの「9.ストアードプロシージャをR3Dの導出定義文から利用する」を参照してください。

 ●履歴データの自動取得
プログラムにとって、履歴データを書き出すことは地味ですが、大変手間のかかる仕事でもあります。 R3Dでは、特に関係定義文にて簡単に記述することができます。 R3Dでできることの「6.自動ログ書出し」 を参照して下さい。





4.統計管理システム
 ●日,月,年データの自動集計
統計データは、集計処理の集合体であると言って過言ではありません。 個々の伝票の値を日レベルで集計したものをさらに月,年で集計します。 これらは、R3Dのsum関数によって記述することが可能です。 R3Dでできることの「7.統計データの自動作成」 を参照して下さい。

 ●大量データ集計に対する考慮
 個々の伝票のデータが入力されるたびに集計がされるとなると、システム全体のパフォマンスに対する影響が大となります。
そこで、ストアードプロシージャに、日データのinsert文を記述しておき(すでにあればupdate文)、指定された時間に自動集計が動作する様にすることができます。
この場合、個々の伝票のデータとは、完全同期を取る必要はないので、getsum関数を使います。 getsum関数とは、その集計データがinsert/updateされるときにのみ持って来られるという意味で、 被集計データがinsertされたりupdateされても、再集計は行われないので、パフォマンスへの影響はないという事になります。 R3Dでできることの「③読出しのみの関数」を参照してください。





5.出勤管理システム
 ●社員証を読ませて即時集計
ICタグのある社員証や、バーコードのついた社員証を読ませた時点で、出社時間,退社時間を記録し、その時点で、月の勤務日数,時間ならびに、年の勤務日数,時間の集計を行います。 これらは、R3Dの定義文に記述することによって社員ごとに自動的に集計し、月データ,年データを作成することができます。 R3Dでできることの「7.統計データの自動作成」を参照して下さい。

 ●社員の異動による関連マスターの同期更新
 社員情報は、各サブシステムで重複して持つ事も多くあります。 その場合、新入社員の入社や、社員の退社,結婚による姓の変更,あるいは住所データの変更など、同期をとって変更する事は容易ではありません。 その様な場合でも、R3Dの定義文にて記述することによって、同期を取ったデータ更新を行うことができます。 もしマスターデータが遠隔地の異なるサーバにあったとしても同期を取って最新のコードで同期を取ることもできます。 R3Dでできることの「4.異なるサーバ間の演算や、①他データベースとのデータ同期」を参照して下さい。




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